よくある質問

Q:解体、改修工事を行う際は必ずアスベストの分析が必要なのでしょうか。

A:アスベスト使用の有無を確認する事前調査が必要です。
解体、改修工事の受注者、自主施工者に事前調査(※)が義務付けられています。

※平成18年9月1日以降に新築工事に着手した建造物、又は改修増築工事に着手した箇所は対象外

Q:事前調査はどのようなことをするのでしょうか。

A:まず、設計図書での建材等の確認、現場での目視確認を行います。
設計図等書類、目視での確認でアスベスト含有の可能性を否定できなかった場合、建材等を採取し、分析を行います。

Q:分析試料の量はどのぐらい必要でしょうか。

A:採取量の目安は下記の通りです。

・吹付材、保温材等(比較的柔らかい試料)
 ゴルフボール1個程度の体積
 
・成形板等の板材(比較的硬い材料)
 10㎝×10㎝に切り取ったもの1個程度

試料量が上記より少ない場合、分析できない場合がございますのでご注意ください。


1試料複数箇所採取及びJIS A 1481-2による分析をご希望の場合
 上記記述の量を同一建材で3箇所以上

※明らかに同一建材とは言い難い試料(色、柄、厚み等が異なる)を混合又は1検体としてのお申込みはお控えください。そのような試料の場合、確認等の作業が発生するため納期に遅れが発生する場合がございます。

Q:定性分析と定量分析の違いは何ですか。

A:定性分析はアスベスト含有の有無を調べる分析、定量分析はアスベストの含有率を調べる分析になります。

Q:定性分析でアスベストが検出されたのですが、定量分析を行う必要はありますか。

A:定性分析でアスベストが検出された場合、規制値の0.1%を超える可能性が非常に高いです。
アスベスト含有建材として適切に処理するのであれば、必ずしも定量分析を行う必要はないとされています。
ただし、建材、製品を処分する際に処分業者から定量分析を求められるケースもあります。

Q:定性分析の方法はJIS A 1481-1とJIS A 1481-2どちらが良いのでしょうか。

A:結果の提出先などから指定されていない場合は基本的にはどちらの方法でも問題はありません。
JIS A 1481-1は国際規格がJIS化された方法で、JIS A 1481-2は従来のJISからある方法です。
ただし、JIS A 1481-2では市販鉱物などに対応できない場合があります。